メディアの未来 2017 6 11

書名 メディアの敗北
著者 渡邉 哲也  WAC BUNKO

 著者は、新聞やテレビを「レガシーメディア」や「オールドメディア」と批判して、
かなり手厳しい論調になっていますが、
私は、こうしたメディアを大事にしていきたいと思います。
 確かに、トランプ政権の誕生は、
アメリカのレガシーメディアの敗北を象徴するものとなりました。
もう、新聞やテレビが世論を形成したり誘導する時代は終わったのです。
 しかし、意見表明の場として、
そして、熟練された文章表現として、
レガシーメディアは、重要だと思います。
 さて、私は、10年以上前に、不思議な体験をしました。
このサイトを開設したのは、2003年のことでしたが、
レガシーメディアから少し「いじめられた」ことがありました。
 このサイトでは、2003年の開設当初から、
サイトの一部に「News」という文言があったからだと思います。
レガシーメディアから「生意気だ」と思われたのかもしれません。
 しかし、私にとっては、心外に思いました。
巨象のように見える大手メディアからすれば、
このサイトは、アリ(蟻)のように小さなものでした。
「なぜ、巨象がアリをいじめるのか」と思ったものでした。
 誰かが、こう言っていたのを覚えています。
巨大な堤防も、アリが開けた穴から崩壊すると。
 その後、ブログ、ツイッター、フェイスブック、ラインなど、
インターネットには、実に、いろいろなものが誕生しました。
 このサイトは、2003年の「アリ」の状態から、
今でも、アリのように小さな存在のままですが、
それでもよいと思っています。
 2005年頃、欲が出て、
このサイトへアクセスが増えるように工夫したのですが、
その結果、アクセスが集中してしまい、
なかなか表示されない「重いサイト」となり、
「常連客」には、大変、迷惑をかけてしまいました。
 そこで、やはり小さな存在に戻ろうと思いました。
そして、自分の成功は求めず、
他人の成功を助ける存在になろうと思いました。
 私は、若い頃、内村鑑三の言葉に出会い、衝撃を受けました。
「私は、日本のために、
日本は、世界のために、
世界は、キリストのために、
そして、すべては、神のために」

















































































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